信号無視 ‐ 最も目につき、また止めるべき名古屋走り

投稿者: | 2014年11月22日

名古屋の街を車で移動するようになって、いや、歩行者として歩いている時も、驚いたのは信号無視の多さです。

もちろん、完全に赤になっている最中に、いきなり車が飛び込んでくる、というものではないのですが、それでも明らかに信号無視と呼んでいい行為が頻発しており、これは他地域に比べてひどいと思います。

1. 右折車の信号無視は3台?5台?

一番多いのが右折待ちの車が、赤信号になっても次々と突っ込んでくること。

信号が黄色から赤色に変わる、あるいは、右折の指示信号が消えて完全に赤信号に変わってからも、3台~5台は平気で突っ込んできます。

これは完全に名古屋では定番の違反で、ほとんどの交差点でしばらく見ていれば必ずこういう車を見かけることができます。本当に多いです。

おそらくは、右折で飛び込んでも弊害が少ないと勝手に思っているのかも知れません。青信号になって交差点に侵入してくる車がないうちは右折してもいいだろう、という発想なのでしょうか。

名古屋では、右折車の列が曲がってしまうまで、青になった直進車の方が黙って待っている、という光景が日常です。

仮に警察が各交差点で1時間張っていれば、何枚もの切符を切れるはずです。しかし、そのような取り締まりの光景を見たことはありません。

「名古屋走り」と呼ばれる運転は昔に比べて減ってきている、と言われることもあり、うなづける部分もあるのですが、この信号無視については、年々ひどくなる一方だという人もいるぐらいひどい状況です。

名古屋は車の速度が総じて速いせいで、信号が変わるタイミング以外ではうまく右折できず、そのため信号が変わるタイミングでの右折時間が貴重とされて続々突っ込んでくる、という説もあります。

2. 非常に危険な直進の信号無視も比較的多い。

直進車の信号無視も比較的多いです。

まず、名古屋では黄色になると減速して停止する、という当たり前の行為があまりなされません。むしろ、黄色信号に変わるとスピードを上げて交差点を渡り切ろうとする車が多数います。

中には、交差点侵入前に信号が赤に変わってもスピードを上げたまま侵入してくる直進車も結構見かけます。本人は黄色信号で侵入しているつもりなのか、それとも変わったばかりの赤ならOKだと思っているのか…。

これが見切り発車と重なると重大事故につながりますし、右折車との関係でも危険です。

しかし、一番危険なのは歩行者との関係です。

場合より歩行者が横断歩道を渡り始めるタイミングと、信号無視の直進車が交差点を通過するタイミングが、タッチの差、という光景も少なからず見られます。交差点に侵入した後、渡りはじめた歩行者に気づき、歩行者の前でやっと停止する車というのも頻繁に見かけるのです。

名古屋では日常茶飯事ではありますが、この信号無視、絶対に止めるべき名古屋走りの一つだと思います。

3. 右折信号が出ているタイミングでの左折も。

他には、右折信号が出ているタイミングなのに、左折してしまうという信号無視も時々見かけます。

この信号無視は対向車線から右折してくる車と、バッティングする可能性があり、実際に右折車が腹を立てているような場面にはよく遭遇します。

4. 信号無視への「名古屋走り」への防衛運転

(1) 右折車が途切れるまで我慢して待つ。

右折車の動きを見ていると、本当にどこまで続くんだ?と思うようなことがあります。

しかし、イライラして自分の車の動きで、この右折を止めようなどと考えていはいけません。

場合により、猛スピードで突っ込んでくる右折車もあるのです。

右折レーンの動きを注視して、大丈夫だと確認してから進んでください。

(2) 信号だけを見ていてはいけない。

信号が赤に変わっても直進してくる車はいます。信号だけを見ていてはいけません。

車が侵入してこないことを目視で確認して進むことを心がけてください。

(3) 自分自身は早めのブレーキを意識。

黄色でスピードを上げて交差点に入る車が比較的多いので、皆がそうする、と思っているドライバーも多いです。

したがって、黄色信号で止まろうとするときは、早めのブレーキで後続の車に停止の意思を伝えることが良いと思います。

中には、そのような車を強引に追い抜かし、信号無視をして交差点を突っ切る車さえいるのですが、このような車への防衛としても、「自分は止まる」という意思を周囲に早めに伝えることが大事です。

(4) 歩行者は特に注意。

歩行者用の信号が青に変わっても、それだけですぐに渡るのはやめておきましょう。

信号無視の車は本当に多いのです。

子供の頃に習ったように、歩行者用信号が青に変わっても、車が来ないかどうかを目視し安全を確認してから渡るようにしてください。

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